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清水寺の見どころ6選
清水寺観光で絶対押さえておきたい観光スポットをご紹介!
宝亀9年(778年)奈良時代に開山、延暦17年(798年)に創建されたと言われる歴史ある寺院です。清水寺の一番の見どころはやはり、清水の舞台で知られる本堂です。国宝や重要文化財にも指定されており、春には桜、秋には紅葉を背景にした景観の美しさが魅力です。崖下から本堂なでの高さは18mあり、舞台から京都市内を一望できます。
また、清水寺では、春、夏、秋と年に3回、夜間拝観を実施しており、春は3月上旬〜中旬と、桜が見頃を迎える3月下旬〜4月上旬にかけて、夏はお盆のころ、そして秋は紅葉が見頃を迎える11月中旬〜11月末にかけて行われます。闇夜にライトアップされ浮かび上がる花々の様子は幻想的ですよ。
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仁王門(におうもん)
清水寺に訪れると、一番最初に見えるのが、清水寺の正門「仁王門」です。1467〜1477年、安土・桃山時代に起こった戦によって焼失しましたが、16世紀初めに再建され、2003年に解体修理されました。鮮やかな朱色が美しい、堂々たる佇まいの仁王門のその奥には、総丹塗に極彩色文様が印象的な、西門と三重塔がそびえ立ちます。
この場所はとても写真映えする、名シャッタースポットとして旅行者の方々に広く知られています。仁王門から少し下がって、西門、三重塔の姿をカメラにおさめられるかチャレンジしてみましょう。非常に大きなこの仁王門の両脇で、吽形と阿形の仁王像が眼力を飛ばすこの門は、別名「目隠しの門」と呼ばれています。確かに「目隠しの門」から奥は見渡せそうにないですね。
三重塔
清水寺の三重塔は、日本に存在する三重塔の中では最大級で高さは約31mもあります。鮮やかな朱塗りが見事で、ひときわ目に焼き付き、遠くからでも見えることから清水寺のシンボル的な存在として人気を誇っています。
夜間特別拝観で、ライトアップが施された三重塔は、幻想的な美しさを醸し出します。現在の建物は江戸時代の1632年に再建されたものだと言われています。朱色の鮮やかな塔の姿は、離れた場所でも目を惹きつけられるほどです。三重塔の内部の壁に真言八祖像、天井・柱などには密教仏画や飛天・龍などが極彩色で描かれています。
また、三重塔の屋根には、各層とも四隅に鬼瓦があり、これはぜひ見て帰って欲しい清水寺の名物の一つです。四隅の内三隅は梵字を冠した鬼瓦ですが、もう一隅、東南側は龍の姿をしています。ではなぜ、1箇所だけ雰囲気の違う瓦が置かれているのでしょうか?
答えは、この龍の瓦は、水の神「龍神」を表現しているのです。古くから京都は火伏の神様がいる愛宕山が西北を守っていますが、その反対側は手薄となっていると言われていました。その為、水の神「龍神」を配置し「火災除け」としたと言われています。
随求堂(ずいぐどう)
清水寺の塔頭「慈心院」の本堂が随求堂です。ここでスピリチュアルなちょっと変わった体験ができると旅行者に人気になっています。本尊であられる大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)は、人々の「求めに随(したが)って」願いを叶えてくれるという仏様です。この随求堂では、お堂の下を大随求菩薩の胎内に見立て「胎内巡り」が体験できるのです。
一歩足を踏み込むと、そこは真っ暗な暗闇が広がります。閉ざされた視界のなか、壁に巡らされた数珠をたどり、大随求菩薩を象徴する梵字が刻まれたうっすらと明るくなっている随求石を目指すのです。たどり着いたら随求石を回して祈りを捧げ、出口に戻ります。所要時間はおおよそ5分ですが、その不思議で温かな体験は白昼夢のようだと言われています。
清水寺に旅行で訪れたら、随求堂で「心の生まれ変わり」をぜひ体験してみてください。ちなみに他にも大聖歓喜天、粟島明神などの縁結び、安産、子育ての神仏がお祀りされていますよ。
本堂
清水寺に訪れたら外すことができない観光スポット、「本堂」と「清水の舞台」。「清水の舞台」があまりにも有名すぎて、真っ先に小走りで進みたくなりますが、本堂にはありがたい見どころがもっとも濃縮されています。平安時代の宮殿や、貴族の邸宅を想像する細工の一つ一つには重厚感が感じられます。また、建物を支える巨大な丸柱が立ち並ぶ姿に圧巻されます。
ご本尊は十一面千手観音像ですが、清水寺の千手観音像は一般的に見られる千手観音像とは違い、左右の腕を頭上高く上げ、化仏を捧げもった姿をしているのです。「清水型十一面千手観音像」と言われ、強力な観音力を持つ千手観音像だといわれています。
原則として秘仏として本堂最奥部内々陣の厨子内に祀られていますが、33年に一度の御開帳でその姿を拝むことができます(例外あり)。この33年が何を意味しているかと言うと、「三十三身して衆生を救う」という教えに因んだもの。大抵は厨子前に御本尊の姿を写した御前立仏が安置されています。
清水の舞台
崖からせり出した舞台は、見下ろすと目がくらんでしまうほど。「清水の舞台から飛び降りる」という言葉は、覚悟を決めた時などの例えによく使われますよね。地上からの高さは約12mもあり、懸け造と呼ばれる釘を一切使ない技法で組み上げられています。
清水の舞台の下から見上げたその姿も貫禄があります。京都の市街地を見下ろすことができ、桜や紅葉の季節は見事な情景が目の前に広がります。なんと江戸時代には本当に清水の舞台から飛び降りた人が、数多く存在したと言われています。ところが飛び降りの生存率は高く、約半数の人が生き残ったとも伝えられているのです。常識的に考えてあり得ない…この飛び降り…、実は意外な理由があったのです。
実は清水の舞台から飛び降りて生きて帰れば願いが叶い、もし運が悪かったとしても極楽浄土にいけるというジンクスがあったといわれています。当時の人々が勇猛果敢にも飛び降りた理由は、そう、願掛けだったのです。当時は地形的にも「清水の舞台」の下の土がまだ軟らかく、そのクッション性が生存率を高めたのではないかと考えられています。
現在の時代では考えられない昔の言い伝えですので、絶対に真似をしないでくださいね。
音羽の滝
清水寺の名の由来の「音羽の滝」は、清めの水として昔から尊ばれてきました。1000年以上も湧き続けているという名水のなか名水で、日本10大名水の筆頭であるとも言われています。
三筋に分かれて落ちる清水は、それぞれに御利益があると言われ「恋愛」「学業」「健康(長寿)」の願いが叶うといわれています。
音羽の滝は、パワースポットとしても有名なので、耳にしたことがあるかもしれません。三種類の願いを叶えると言われている音羽の滝の清水ですが、実は願いを叶えるためのルールが存在します。
まず清水は、三種類すべてを飲まないように、というのも、三種類すべて飲んでしまうことは「欲深い」とされ、御利益がなくなるといわれているからです。
三種類ある中で、どれか一つ、最もかなえたい願いの清水だけ飲むようにしましょうね。
飲み方にも言い伝えがあって、ひしゃくに入れた水を飲む時に、一気に飲み干さなければなりません。なんと、二口で飲むと御利益は二分に一に、三口で飲むと三分の一に…と御利益がどんどん薄れていくと言われているからです。
つまるところ、願いを叶えたいと、ひしゃくいっぱいに清水を頂くのは「欲深い」という戒めと言えますね。自分が一口で飲める分量だけをひしゃくに汲み取れば、願掛けができます。
分相応の自分に最適な量を知ることが、しあわせの条件であることが間接的に知らされているようですね。
清水寺周辺のおすすめホテル3選
清水寺観光で止まってみたいホテルをご紹介!
京都と言えば観光で有名な都道府県です。そのため、世界各国から有名なハイエンドホテルが京都に集まっています。ここではそんな一度は泊まってみたい京都のハイエンドホテルをご紹介します。
パーク ハイアット 京都
清水寺へと続く歴史情緒漂う道・二寧坂に面する「パーク ハイアット 京都」。江戸時代から続く料亭「山荘 京大和(きょうやまと)」の敷地内にあり、古都の風景に馴染むような低層建築が美しいラグジュアリーホテルです。
高級感あふれる門構えに、おもわずうっとり、中へ入ると、エレガンスな雰囲気と京都の伝統が融合した、ユニークな空間が広がります。
客室へ向かう途中に思わず足を止めてしまうのが、開放的なティーラウンジで、一面がガラス張りとなっており、窓の外には数々の名勝を生み出す「北山造園」の手がけた美しい日本庭園が望めます。四季折々の京都らしい景観を眺めながら、のんびりと過ごす時間は最高の贅沢、旅の疲れも忘れて癒されましょう♩
広々としたパーク ハイアットらしい優美で上品な空間で、天然のタモ材がふんだんに使われた内装デザインは、京都の山々をイメージして造られているそう。高級感がありながら、やさしい温もりを感じる心地のいい空間を感じられます。
一部のお部屋からは、美しい八坂の塔や京都の街並みを眺めることもでき、夕暮れ時は、赤く染まった京の空に八坂の塔が映えるロマンチックな風景を目にすることもできますよ♪
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ザ・ホテル青龍 京都清水
清水寺まで歩いて約8分の静かな場所に位置するのは、モダンな佇まいがおしゃれな「ザ・ホテル青龍 京都清水」。
築80年以上の旧清水小学校をフルリノベーションしたヘリテージ(遺産)ホテルです。洋風に装飾された外観は、なんと当時のままなんだそうで、元校舎の風合いがいたるところに残され、他では味わえないホテルステイを体験できますよ。
旧校舎の面影を感じつつも、現代生活に合わせた快適性のある館内。高い天井のロビーにはシャンデリアが施され、クラシカルな雰囲気がただよいます。自然豊かな中庭を望むゲストラウンジは、ゆったりとした休息スペース、京都らしい情景を眺めてひと休みしたり、ちょっとした食事やアルコールを楽しんだり。旅行の一コマとして、自由にくつろげる贅沢な空間をお楽しみください。
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ケンプトン清水
京都の町家をフルリノベーションした全7室の「ケンプトン清水」。清水寺へと続く八坂通にめんしており、八坂の塔を目の前に見られる抜群のロケーションに位置しています。2階建てのメゾネットを一棟丸ごと借りられるプライベートな宿で、京都のある別荘に来たような気分で宿泊できますよ。情景に溶け込んだ味わいのある外観は京都の風景そのもの、ひっそりと掛けられた暖簾をくぐると、美しい和モダンの世界が広がります。
7つの客室は、木材を基調とした日本文化を感じられる空間で、間取りや内装デザインはそれぞれに異なり、ウッドデッキがあるお部屋、日本の伝統を感じられるお部屋など、個性豊かなタイプが揃っています。どのタイプのお部屋にも日本の伝統技法がふんだんに盛り込まれ、モダンな中にも美しい日本文化を楽しめます。
なかには、世界で一つしかない木彫りの壁や欄間が施されたお部屋もあるそう。上質ながらも、町家のやわらかい雰囲気が漂うお部屋で心も体もリラックスできます。心も体もほぐれて、ラグジュアリーな町家宿で、京都の雰囲気をたっぷりと味わってみてくださいね。
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