奈良県を代表する観光スポット
鹿に会える公園のある昔から続く文化遺産

[東大寺]国内旅行・奈良県

東大寺ってどんなところ?_

東大寺は 奈良県 奈良市にある寺院で、正式名称は「金光明四天王護国之寺(きんこうみょうしてんのうごこくのてら)」です。東大寺とは8世紀前半に、聖武天皇が仏教によって国家の安寧をはかる鎮護国家思想に基づいて、疫病や災害を鎮めるために国力を結集して建立しました。
1200年以上の歴史がある寺院で、その建築のスケールの大きさには圧倒されます。世界遺産にも登録されており、その特徴は奈良の大仏(盧舎那仏)という巨大な仏像と、それを覆う木造の巨大な大仏殿です。
この奈良県の東大寺は、古代より日本文化に多大なる影響を及ぼしてきました。また、奈良の下町を一望する景色を楽しむことができる、二月堂の舞台も、ぜひ旅行で訪れたいスポットです。

東大寺のシンボルである大仏さまが鎮座する大仏殿の大きさは、幅約57m、奥行き約50m、高さは約48mもあります。建築当時の奈良時代と比べると幅は3分の2ほどに縮小されたそうです。
2層になった大仏殿の大屋根の瓦の数は約11万枚、重さは1,500tもあるそうです。
正面にある窓は「観相窓(かんそうまど)」と呼称されているもので、年始やお盆など年に数回だけ開かれ、大仏さまのお顔を外から拝むことができます。大仏殿前に立つ大きな「八角灯籠」は、建築当時のままで残っているもので、国宝にも指定されています。
本尊である大仏さま(廬舎那仏坐像)は、高さ約15mにも及ぶ世界最大級の金剛仏です。約500tもの銅が使用され、大仏造立に携わった人は約260万人以上と伝えられています。
「廬舎那」には光輝くという意味があり、造設された頃は身体全体が錬金されていて、輝いていたそうです。相手に対して畏れることはないという意味の施無畏(せむい)印を示す右の手のひらの長さは約2.56m。中指の長さは約1mもあるそうです。
大仏殿内にある柱の1本には、大仏さまと鼻の穴のサイズ(高さ約30㎝・幅約37㎝)の穴が開けられています。
その穴をくぐれば頭が良くなったり、厄除けになるといわれています。ぜひ、チャレンジしてみましょう。

東大寺の魅力

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東大寺旅行におススメの観光スポット5選

東大寺に行くならココは見なければいけない!というスポットをご紹介します

「奈良の大仏」で有名な東大寺には、多くの国宝が残存しており、世界遺産としても登録されています。日本の代表的な観光スポットとして、近年では外国人旅行者も多く訪れています。そんな東大寺のみどころを5つここではご紹介します。

南大門

最初におすすめする東大寺の見どころと言えば「南大門」です。
東大寺を旅行で訪れると、まずこちらの国宝、南大門をくぐることになります。長い歴史のなかで、何度も修理されている東大寺ですが、こちらの南大門は鎌倉時代当時のもの、悠久の時に思いを馳せずにはいられません。
入母屋造り、五間三戸、二重門、ただ下層は天井がありません、腰屋根構造です。大円柱18本に支えられた屋根裏までは21m、見上げると美しい構造の内部と、空に続くかのような吹き抜けは大迫力です。
2体の仁王像は昭和から平成の5年間で全面解体修理が行われました。こちらは今にも動き出しそうなほどの躍動感を感じるので、少し怖いく感じられるかもしれません。
さすが、大仏殿にふさわしいと言える日本最大の山門ですね。

東大寺 南大門

大仏殿

2番目におすすめする東大寺の見どころと言えば「大仏殿」です。
国宝、大仏殿は創建から二度にわたって焼失し、江戸時代の再建の時、柱材が調達できず、11間(86m)から7間(57m)という、2/3の大きさになってしまいました。ですが現在でも、世界最大の木造建造物です。
また昭和に瓦をふき替えたおり、瓦は11万枚だと判明されました。現在でも圧倒されるスケールですが、往時はどれほど壮大だったことでしょうか。
国宝であり、あまりにも有名な奈良の大仏の正式名称は「蘆舎那仏(るしゃなぶつ)」と言います。高さ15m、顔の幅3.2m、手の大きさ2.5mの大きさには圧倒されます。
大仏様は宇宙の真理を体得され、世界を照らす輝きそのものになられました。左手で宇宙の智慧を、右手に慈悲を現しながら、人々が思いやりの心でつながり、絆を深めることを願っておられるそうです。
大仏開眼が752年ですから、1263年もの長い間、平和を願ってこられたのですね。

大仏殿

戒壇堂

3番目におすすめの東大寺の見どころと言えば「戒壇堂」です。
こちらは奈良県指定重要文化財の戒壇堂です。754年、聖武上皇は唐から渡来した鑑真から戒(仏教の禁制の教え)を授かり、翌年、日本初の正式な授戒(戒を守ることを誓う)の場として戒壇院を建立しました。
戒壇堂、講堂、僧坊、廻廊などを備えた、大きな寺院でしたが、三度にわたる焼失の後、戒壇堂と千手堂だけが復興されました。
この戒壇堂には、日本で一番有名な国宝、塑像四天王立像があります。
戒壇堂の東南に剣を持った持国天、西南に槍を掲げる増長天、北西に巻物を持った広目天、北東に宝塔を高く携えた多聞天が睨みをきかせています。
塑像(粘土像)ならではの、リアルな表情、動き出しそうな迫力、足元の邪鬼の哀れな姿など、平安時代の天才の手が生み出した像を、今も観ることができるのは、仏の加護でしょうか。
これらの像は元々中門堂に有ったのですが、焼失前にこちらに移されていたのです。平安時代の最高傑作と評される四天王をぜひじっくりとご覧ください。

戒壇堂
戒壇堂

二月堂

4番目におすすめする東大寺の見どころと言えば「二月堂」です。
太平年間に実忠が創建したと言われていますが、現在のお堂は江戸時代に再建されたものです。旧暦二月に「お水取り(仏教行事)」が行われる事から、二月堂と呼ばれるようになった日本最初の国宝です。
懸崖造りという、廻廊を張り出して立つ高度な建築技術が使用され、精緻な美しさと風格をあわせ持ったお堂です。この造りのため、二月堂の本堂に上がると、大仏殿の向こうに奈良盆地と生駒山の絶景が望めます。
二月堂は、24時間開放されているので、夕景、夜景、ライトアップされた東大寺などが楽しめます。こちらのご本尊は、大観音、小観音と呼ばれる2体の十一面観音像で、どちらも何人も見ることを許されない絶対秘仏です。美しい情景の中で、連綿と守られている秘密があるとは思いもよらず、仏教の奥深さに驚きました。

二月堂
二月堂

法華堂 (三月堂)

最後におすすめする東大寺の見どころと言えば「法華堂 (三月堂)」です。
東大寺建築の中で最も古いお堂で、本尊、脇侍、お堂の全てが国宝に指定されています。不空羂索(ふくうけんさく)観音をご本尊として祀る為のお堂として創建られました。
旧暦三月に「法華会(仏教行事)」が行われるようになり、法華堂または三月堂と呼称されるようになりました。
もともとは寄棟造りの正堂と礼堂が軒を接して立つ配置でしたが、鎌倉時代に礼堂を入母屋造りに改良して軒をつなぎました。太平初期と鎌倉時代と言う、時代の異なる建築が高い技術で結ばれて、美しい調和を生み出しました。
法華堂に祀られている3~4mの大きな仏像は、ご本尊の不空羂索観音、梵天、帝釈天、金剛力士(阿と吽)、四天王の4体、執金剛紳(年に一度しか見られない秘仏)の10体です。
法華堂では国宝の仏像をじっくりと見物ができるので、何度通っても見飽きない、魅力があります。

法華堂 (三月堂)
法華堂 (三月堂)

東大寺旅行におすすめのホテル3選

奈良県市街地にあるお勧めのホテルをご紹介

ここでは旅行者に大人気な奈良県 東大寺に旅行するときにおススメのホテルをご紹介します。奈良県らしい古風に見えるけど中に入ったらすごくきれい!快適!と言えるようなホテルや、日航のように大手のホテルまでをご紹介します。

奈良万葉若草の宿 三笠

若草山の豊かな緑に囲まれた「奈良万葉若草の宿 三笠」は、ロビーから古都奈良の町を見渡せる絶景が自慢の和風旅館です。
眺望の良いお部屋からは、東大寺の大仏殿や興福寺五重塔などを一望でき、四季折々の奈良の魅力を存分に感じることができます。
お部屋は、信楽焼で作られた露天風呂がついたメゾネットの客室や、檜の香りに心安らぐ露天風呂付きのお部屋など、お客様の好みに合わせた様々なタイプの客室が用意されています。
どのお部屋も、世界遺産に指定された春日山原始林と隣接しており、木漏れ日や鳥のさえずりなど、自然の優しさを感じられるでしょう。身も心もほぐれるひと時をお過ごしいただけます。

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奈良・春日奥山 月日亭

1903年、奈良県知事によって要人をもてなす迎賓館として建設された「奈良・春日奥山 月日亭」は、春日山原始林の中にひっそりと佇む料理旅館です。
静けさの中で、聞こえてくるのは、吉野川のせせらぎや鳥の声など自然の音だけ。都会の喧噪を何もかも忘れのんびりと過ごすひとときは、心を解きほぐしてくれることでしょう。料理旅館だからこその厳選された、料理にはこだわりつくしています。
四季折々の素材を見事に生かした本格派の会席料理は、一品一品がとても丁寧に仕上げられています。広々とゆったりとした空間で和の美しさを感じるお料理をいただけば、古都の風情と旬の味覚に心癒されることでしょう。奈良公園まで歩いて約15分という抜群の立地を誇り、散策にもおすすめです。

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ホテル日航奈良

JR奈良駅の西口に直結した「ホテル日航奈良」は、京都や大阪からもアクセスが良く、人気の旅行先へも訪れやすい、奈良観光の拠点地としておすすめの宿です。
シックで落ち着いた雰囲気の客室は、シングルからフォース、スイートまでさまざまなタイプのお部屋があります。ホテル日航奈良に宿泊したお客のみが利用できる大浴場も、旅の疲れを癒せるととても好評です。
お食事処は、ビュッフェレストラン、和食処、鉄板焼きと3つのレストランがあり、気分や好みに合わせてお料理を選ぶことができます。ホテルのロビーにある開放的なラウンジではお茶も楽しめるので、観光のあとにゆっくりひとやすみするのもおすすめです。

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