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鳥取県の食材と言えばコレ!
鳥取ではALLシーズンで旬のグルメ食材が楽しめる
鳥取県は、豊かな自然を背景に果物・魚・蟹など、海の幸や山の幸が豊富にあります。
また、鳥取砂丘がある海岸部では特色ある砂地農業が営まれ、全国に知られる特産品である砂丘らっきょうを生産しています。鳥取県が大切に育ててきた各地の「味」を紹介します。
松葉がに
荒々しい表情を見せる冬の日本海から届く味覚の便りといえば、なんといってもカニですよね。
滋養豊富な日本海で育った蟹は、ぎっしりと詰まったジューシーな身に、上品な甘みと旨みが絡む極上の逸品です。
鳥取県の冬の味覚・蟹のなかでも、「松葉がに」はシーズンを代表する冬の味覚といってもよいほどの存在感を放っています。
冬の魚介の王様であるズワイガニのうちでも、特に成長した雄の個体を「松葉がに」と呼び、この時期だけのごちそうとして古くから楽しまれてきたのです。
「松葉がに」の食べ方としては茹であげたものに酢をきかせたカニ酢をつけて食べる「ゆでガニ」が一般的。
ゆでガニは、ストレートにカニの旨みを楽しむことができ、カニ味噌を身に絡めて食べるのもまた格別です。
蟹の身の甘みを堪能したいなら炭火などの直火で焼いた「焼きガニ」もおすすめ。蟹の旨みが焼くことでぎゅっと凝縮され、香ばしさ、甘さとともに楽しむことができます。
さらに、新鮮な蟹ならお刺身でいただくことも可能で、プルプルした身は口の中でとろけるような独特の食感と、たまらない甘みでクセになること間違いなしの美味しさです。
二十世紀梨
鳥取県といえば梨、特に二十世紀梨は、明治37年(1904年)に千葉県から導入されて以来、100年以上栽培される歴史ある代表品種となっています。
国内は関西方面を中心に出荷販売され、また約5%は台湾、香港、アメリカなど海外に輸出されています。
(平成30年全農とっとり調べ 数値は数量ベース) 透きとおるような淡い黄緑色の肌、口に含めばさわやかな甘さの果汁がほとばしる。
砂丘らっきょう
鳥取砂丘らっきょうは、砂地や荒廃地などの痩せた土壌でも育つという特性を持っています。
鳥取砂丘は海岸にも関わらず起伏が激しく、高低差は最大90メートルにもなります。夏には砂地の表面温度は60~70℃になり、冬には一面が雪に覆われる事もあります。このような過酷な環境下でも、鳥取砂丘らっきょうはたくましく育っています。
収穫された砂丘らっきょうは、加工センターに持ち込まれます。
まずは塩水のみで漬け込み自然に乳酸発酵させ、その後、冷却システムで温度管理を行い、らっきょう本来の風味を残しながら保存します。
出荷のタイミングに合わせて塩抜きをし、加工センターオリジナルのらっきょう酢に漬け、袋詰めをして出荷準備は完了です。鳥取砂丘らっきょうは添加物を一切使っていません。
透き通るような白さと、繊維が細かく歯ざわりが良いのが最大の特徴で、そのシャリシャリ感は、他の産地のらっきょうとは明らかに異なります。
とうふちくわは
一般的にちくわと言えば、魚肉が普通ですが、とうふちくわは全国でも鳥取県中東部に見られる独特の加工食品で、木綿豆腐と白身魚のすり身をほぼ7対3の割合で混ぜて蒸し上げる。
味は非常に繊細で、噛みしめるとふんわり豆腐の香りを感じられます。
質素倹約を目指した結果、グルメにまで到達してしまった感があり、豆腐はもちろん、魚もヘルシーなので、ダイエットフードにもおすすめ。
メタボリックシンドロームに悩む方にもピッタリな一品と言えるかもしれませんね。今ではこの豆腐を混ぜ合わせて作ったとうふちくわが特産品になり、B1グランプリにも出場する鳥取の郷土を代表する料理の一つに成長している。
鳥取のお勧め海鮮推しレストラン3選
料理の種類が豊富で、特に観光客に人気な海鮮を提供するお店を紹介
鳥取県は、日本海に接しているため、様々な海産物が水揚げされます。そのため、美味しい海産物の宝庫と言われており、有名なのは松葉ガニや牡蠣やその他さまざまな海産物があります。せっかく鳥取旅行をするならココだけは立ち寄った方が良い!とお勧めできる海鮮推しの飲食店をご紹介します。
天然海水いけす 海陽亭
鳥取砂丘から車で10分ほどの場所にある、賀露港にあるマーケット「海鮮市場かろいち」。賀露港にあるマーケットの一角に店を構える海鮮料理専門店がこちら海鮮市場かろいちです。
店名の通り、目の前の日本海から直接海水を引いた「天然海水いけす」が自慢で、使用される松葉ガニ自体、その日に賀露港で水揚げされたもの。加えて調理までの間も鮮度を落とさずにいられるのが海鮮市場かろいちの最大の強みとなっています。
昼のおすすめは「親ガニどんぶり」(2500円)で、ごはんの上には親ガニ2杯分がのり、みそ汁に茶碗蒸しもセットとなっています。
また夜のおすすめは「かに三昧コース」(11000円)で、焼きやお造りなど、さまざまな食べ方で新鮮な松葉ガニの魅力を堪能できます。かに三昧コースは事前予約が必要なので、予約を忘れないようにしましょう。
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まつむら旅館 別館汐見亭
鳥取砂丘から車で10分ほどの場所にある、料理旅館「まつむら旅館」が営むお食事処。こちらも賀露港の近隣にあり、夏は白イカ、冬は松葉ガニと日本海の海幸を堪能することができます。
冬の時期の「かにすき・焼きがにコース」(11000円)がおすすめです。「かにすき」の出汁はもちろん、ポン酢まですべてが自家製というこだわり、お鍋以外にお造りやカニミソもスタンバイし、冬の鳥取を代表する味覚を余すところなく食べ尽せます。
また「焼き蟹」は、ギュっと詰まった身を蒸し焼きにすることによって、蟹に香ばしさをプラスされ、茹でとは違った深みのある味わいを感じられるはずです。
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お食事処 美なと亭
境港の仲買人達で運営する「境港さかなセンター」が直営するだけに、素材の目利き力がこちらの自慢。
もちろん紅ズワイガニもその例にもれず、港で水揚げされた中から品質の良いものだけを厳選してお店に仕入れされています。
境港さかなセンターのオススメは「天ぷらカニ定食」(1700円)、ボイルした紅ズワイガニの半身には濃厚なカニミソが付くほか、旬の食材を用いたサクサクの天ぷらも楽しめます。予算に余裕がありそうなら、「大漁!美なと定食」(3600円)をぜひ。
こちらは紅ズワイガニが丸ごと1枚ですので、ボリューム満点で男性でも満足度の高いひと品です。旬のお魚のお造りや煮付けもいただけ、冬の日本海をたっぷりと賞味できる構成となっています。
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