修業道として知られる険しい登山道ですが、、久万高原町の土小屋から尾根伝いに歩く約4.6kmの土小屋コースや、西条市から石鎚登山ロープウェイを利用するコースなど、登山の経験によって様々なコースが選べる。山頂からは瀬戸内海や土佐湾を始め、天気が良ければ中国山地や九州山地まで遠望でき、言葉にできない達成感と素晴らしい景色を味わうことができる。
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石鎚山 難易度別 おすすめ登山コース
全部で9の登山ルートがある石鎚山。ここでは初級・中級・上級の3ルートをご紹介します。
初心者におすすめコース
ルート:下谷駅からロープウェイに乗って→成就駅→石鎚登山リフト乗り場→リフト終点→展望台→成就社を目指すコースです。片道10分前後ともっとも簡単なコースなので普段運動不足の方でも楽々楽しみながら石鎚神社まで行く事ができます。コースの途中にある展望台の標高は1400mあり、天狗岳などを拝めます。少し物足りない方には成就駅から奥前神寺を通り25分ほど歩くコースもあるので試してみてはいかがでしょう。
中級者におすすめコース
ルート:土小屋→石鎚山登山口→一般道→成就社ルート合流地点→石鎚山山頂・天狗岳を目指すコースです。こちらは2時間以上の時間をかけ頂上を目指すコースになります。比較的登山道が広く初心者でも歩きやすい道が多いことから中級者コースとしました。道中の見晴らしも良く、気持ちよく登山を楽しめます。途中で矢筈岩天狗岳コースの入り口を通りますが、矢筈岩天狗岳コースは道が悪いため間違えて入らないようにしてください。
上級者におすすめコース
ルート:下谷駅からロープウェイ→成就駅→石鎚登山リフト乗り場→リフト終点→展望台→成就社→八丁坂→夜明かし峠→一の鎖→二の鎖→三の鎖→弥山頂上・天狗岳を目指すコースです。ロープウェイを降りてから2時間以上の時間をかけ頂上を目指すコースになります。このコースを上級に選んだ理由は途中にある鎖場の存在です。鎖場はほぼ垂直の場所もあり、大変危険なため初心者がいきなり挑戦するのは絶対にやめましょう。どうしてもチャレンジしてみたいと言う方は、夜明かし峠より前に「試しの鎖」という、お試しで鎖場を体験できる場所が用意されています。「試しの鎖」にチャレンジして、難しいと感じたら無理せず迂回路をとりましょう。普段から身体を動かしている方で登山経験も豊富なのであれば、鎖場への挑戦も楽しめると思います!
石鎚山にあるグルメ
登頂した後の絶品カレーをご紹介します。
石鎚山の頂上に辿りつくことのできた方しか食べられない幻グルメが石鎚神社頂上山荘にあるスパイシーチキンカレーです。スパイシーチキンカレーだけでは無く、おでんや中華丼からあげとごはんセットを頼めばからあげ定食も頂くことが可能です。標高1,982mで食べるスパイシーチキンカレーは一生の思い出になること間違いなしです。石鎚神社頂上山荘では休憩所や宿泊施設(予約制)もあります。
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石鎚山を神体山としている 石鎚神社中宮
愛媛県に旅行するなら必ず行きたい石鎚4神社!
四国の屋根とも言われる西日本最高峰の石鎚山を神体山としており、世界を見渡すかの如く高い位置に建立されている神社。「口ノ宮・本社」・「中宮・成就社」・「奥ノ宮・頂上社」・「土小屋遥拝殿」の四社を総称して石鎚神社といい、荘厳な雰囲気で訪れた人々を迎え入れてくれます。
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石鎚山を神体山の見どころ
山麓から山頂にかけて「本社、成就社、土小屋遥拝殿、頂上社」の4社が鎮座しており、これら4つを合わせて石鎚神社といいます全国各地から参拝客が訪れ、「願い」のパワースポットとしても人気です。
口之宮 本社
石鎚山駅から徒歩10分ほど、西条市側の石鎚山麓に鎮座する口之宮・本社。瀬戸内海 しまなみ海道を見晴らす丘に広い境内に荘厳的な雰囲気を漂わせる朱塗りの本殿、天保2(1831)年に再建された「祖霊殿」、歌碑が点在する庭園「文学の森」などがあります。庭園のように手入れの行き届いた杜が息づき、古木が茂る豊かな緑と、椿、桜、藤、紅葉など四季の花々が、参拝に訪れた人々の目を癒してくれます。年間を通して、ご本殿にて春夏秋冬の祭典、神事を行っております。
中宮・成就社
石鎚山7合目、石鎚登山ロープウェイの山頂成就駅から徒歩15~20分ほど、標高1450mの地に鎮座。中宮 成就社には、霊峰石鎚山を開山したといわれている役小角にまつわる伝説があります。頂上を目指していた役小角が、あまりの厳しさに諦めて下山しようとしていた時、斧を研ぐ老人に出会います。老人が斧を針にしようとしているのを聞き、その言葉に感銘を受けて、「途中で諦めてはいけない」と修行に戻り、頂上へ登り着きました。成就社まで下山してきた役行者は山頂を仰ぎ、「わが願い成就せり」と言ったといい、これが成就社の名前の由来となっています。役小角が山頂を見返した、といわれる場所には見返遥拝殿が建立されており、ここでは石鎚山を正面に遥拝できます。この故事にならい不屈の精神を培い、物事の成就を祈り、またその願い事を叶えるお社、それが文字通りの「成就社」であり、表石鎚の成就の地名の由来でもあるのです。
奥ノ宮・頂上社
奥之宮 頂上社は、標高1982メートル、西日本最高峰の石鎚山、山頂・弥山に御鎮座しています。ここでは、御神徳を表す3体の御神像、玉持ちの御神像、鏡持ちの御神像、剣持ちの御神像をお祀りしており、それぞれに「仁」「智」「勇」の3つの御神徳を表すと伝えられています。直接御神像にふれ御神徳を受ける特殊神事「御内陣入(ごないじんいり)」が5月1日から11月3日の期間だけ実施されています。標高1982メートルから広がる天狗岳は360度、そのすべてが絶景です。天気のいい日であれば、四国山地の山々や瀬戸内海、太平洋、遠く九州まで見渡すことができます。雲が足元から湧き出て山頂が空に浮かんでいるように見える神秘的な景観や、夕日に染まる神々しい山容に出会えることも。山荘に1泊し(5~11月、予約制)、夕日や星空、御来光など特別な景色を楽しむ時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
土小屋遥拝殿
自動車道・石鎚スカイライン終点(通行期間は4~11月、7時~18時)の土小屋、1,500mに鎮座。昭和46年創設。天を衝くように切り立った石鎚山が本殿の向こうにそびえ、周辺に群生するウラジロモミのさわやかな香りに包まれています。月々の祭典や神事、行事を奉仕し、一般登拝の方のご祈願等も受け付け、成就社と並び山頂登拝の重要な拠点でもあります。自動車道・石鎚スカイライン沿いにある眺望ポイントでは、最高峰の天狗岳や名瀑・御来光の滝などを眺めることができます。
石鎚山はドライブもおすすめ
愛媛へドライブ旅行するなら必ずこのルートは通りたい!
西日本最高峰である石鎚山(1982m)の南側にあり、面河渓入り口の関門から土小屋遙拝殿のある土小屋まで一気に駆け上がるドライブルート。ドライブの途中で現れる、最高峰・天狗岳の雄大な景観は必見の価値アリ。
また、13.1kmの地点にある長尾尾根展望台からは、晴れた日には「御来光の滝」を遠望することもでき、紅葉の季節には黄色やオレンジ、赤のトンネルを通っている気分を味わうことができます。石鎚スカイライン入り口から土小屋までは約30分のドライブです。
霧の発生が多い地形なので、天候によっては雲を突き抜け目線より下に雲を見るという幻想的な体験ができます。
※落石のほか、春夏秋冬を通じて景色が良いので、わき見運転や事故に気を付けて運転しましょう。