岡山城の魅力と言えば、やっぱり天守閣の壁に黒漆塗りの下見板をはめ込んだことから、外観が真っ黒となり烏城と呼ばれ親しまれることになったその天守の姿でしょう。旭川の対岸にある後楽園からの天守の姿は、お庭の景色の一部として非常に素敵なな景観となっています。黒漆塗りの天守閣には是非、登ってみて欲しいですね。天守閣からは城とともに発展してきた、岡山の城下町を一望できます。
そして金の鯱も間近に、園内はとても広く、芝生エリアもあるので、ゆっくりくつろげます。城内だけではなく、岡山城の周辺もゆっくりとご散策下さい!今、見ても歴史を感じさせてくれる一方で、当時のお城としてもスッキリしておりスタイリッシュだなと感じる方も少なくないでしょう。後楽園との風景がマッチしている様子も素敵ですので、ぜひ岡山城で写真を撮るなら後楽園から撮ってみてくださいね。
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岡山城 おススメスポット6選
岡山城は、宇喜多秀家が築城した岡山の名城です。もともとは岡山城の天守閣は黒漆塗りの下見板を取り付けており、外観が黒かったため「烏城」と呼ばれています。そんな岡山城のみどころを6か所ご紹介いたします。
天守閣
宇喜多秀家が岡山城(烏城)の象徴に建築した三層六階建ての望楼形天守閣で、城郭建築物に天守閣が出現して発展し始めた時期の構造的特徴を伝えていました。城主の権威を象徴する書院造りの居間(城主の間)が設けてあり、築城初期の天守閣の性格を物語っています。望楼形天守閣は昭和20年の空襲で一度焼失しましたが、昭和41年に再建され、城主の間も復元されています。
金の鯱
金の鯱と聞いて頭に浮かぶのは名古屋城ですが、烏城 岡山城にも金の鯱があり、金の鯱や鬼瓦、軒瓦と黒漆塗りの外見板とのコントラストは、えも言われぬ美しさとなっています。印象は薄いかもしれませんが、金の鯱は名古屋城だけではなく、江戸城、安土城などいくつかの城で使われています。現在の岡山城の鯱は全身が金色ですが、安土桃山時代は鰭や牙、耳など部分的に金箔が塗られていたそうです。そして唇は朱色に染められていたそうで、黒い城の上でかなり目立っていたようです。多くが黒に塗られている岡山城は、その外見から烏城とも呼ばれていて、その烏城と美しいコントラストになるように、金色が使われています。戦国時代には、幾つかのお城で金の鯱が使われていたのは、縁起が良いとされていたからだそうです。
月見櫓
二代目藩主の池田忠雄が岡山城の増改築のさいに、本丸搦め手に備えて建てた江戸時代初期の隅櫓が今でも残っています。二階の城内側は廻り縁側を設けて開け放したような雰囲気で、日常生活にも使用できるような構造となってます。名前のとおり綺麗な月見が楽しめる場所として利用されていました。二棟しか残っていない当時の建物の一つで、重要文化財として保護されています。月見櫓は、岡山城に現存する唯一の櫓で、城内には35棟の櫓が建っていましたが、月見櫓はその中でも最も美しい櫓だったそうです。3階建ですが城側から見ると2階建てに見え、出窓には敵を撃つ為の工夫が凝らされています。一方、城側は窓を大きく開け放つことができ、岡山城城主が月見を楽しんだと言われています。江戸時代初期に建てられたとは思えないほど、キレイに保存された状態で残っています。この月見櫓から月を楽しんでいたとは、当時の池田忠雄は綺麗で美しいものが好きだったのかもしれませんね。もちろん櫓は敵を監視する為のものでもありますから、戦うための工夫もされていました。
城門
二代目藩主の池田忠雄の代に完成した岡山城は、全域が32棟の城門で守られていましたが、明治維新後の廃城で石山門1棟を残すだけとなりました。岡山城の建物は、天守閣・塩蔵・月見櫓・西手櫓・石山門の5棟が残っていましたが、空襲で天守閣・塩蔵・石山門が焼失しました。現下でも本丸跡に建っている不明門と廊下門は、天守閣と同時の再建となっているんですよ。現下残っている廊下門は、当時は中段と上段を渡した廊下になっていたことから廊下門と呼ばれていたそうで、城主専用の廊下だったようです。不明門(あかずの門)は大きく立派な門ですが、城が使われていた時代には常に閉められていたことからそう呼ばれていたそうです。元々32棟もの城門があったにも関わらず、明治維新によってたった1棟になってしまったというのは非常に寂しいですね。それでも歴史的にも貴重な城門が1棟、残っていたというのは喜ぶべきなのでしょう。ぜひこちらも要チェックです。
石垣
岡山城は豊臣時代の城が、増改築をされて江戸時代も引き続きつわれていたので、石垣に構築技法の発達の様相が示されています。岡山城築城時の「野面積(のづらづみ)」から江戸時代初頭「打込ハギ(うちこみはぎ)」、その後の「切込ハギ(きりこみはぎ)」と各時期の石積みを見ることができます。特に本丸本段の野面積による高石垣は、この時期の全国有数の遺跡といえます。石垣の石は、岡山藩の領土・犬島から運び込まれたものだと言われています。海を渡り旭川を上って来た石の個数は、なんと2万8000個にも及ぶそうです。天守閣北側は「野面積み」、内目安橋から城正面に入るところの石垣は「切り込みハギ」、月見櫓に使われいる「打込みハギ」は朝鮮の石工技術が使われています。豊臣時代の頃から徳川の時代へ移り変わった後も使われたという事実が、この石垣に表れているというのは歴史の凄さを感じますよね。この石垣の場所によって、積まれ方が違うのが分かると思います。ぜひそこに注目してください。
表書院
城の本丸は、東側の天守閣の建つ最上段の本段、その西側に一段下がった中段、 この両段を南側から西側に取りかこむ平地の下段の、三段構えとなっていています。最上段にある本段が城主(藩主)の生活の場(勝手方)で、中の段は城主の御座所と藩政を行う表書院が建ち並ぶ政庁の場(公事方)だったそうです。現在の段には、多数の部屋や茶室や台所さらには土間・板の間・廊下などの間取りの表され、泉水が復元整備されています。玄関は格式高い唐破風造り。広間は幕府からの使者と対面する場として使用され、城の中で最高級の格式がある部屋でした。書院は藩主の親族とご対面する場として使用され、広間の北に設けられた台所は広く、複数の部屋に分かれています。中奥は南北2つにわかれ、重臣たちの詰所などとして使用されていました。現在では実際の部屋は残されていないということですが、どのような間取りだったのかというのは見てわかるようになっていますので、どこがどのくらいの広さだったのか、どのような形だったのかは勉強になります。
岡山城周辺のおススメホテル3選
岡山市周辺の旅行者おススメホテル!
岡山の中心地岡山市にある岡山城を観光するならぜひ泊まって頂きたいホテルをご紹介します。観光スポットを巡る旅行の楽しみであるホテルでの食事など、皆さまの旅に休息と彩をそれてくれる人気のホテルばかりを紹介しています。
ホテルグランヴィア岡山
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岡山駅から歩いて3分ほどの場所にある「ホテルグランヴィア岡山」。岡山駅と直結している為、雨の日でも濡れずにホテルへ行くことができます。ホテル近隣には飲食店やさまざまお店が、別館1階にはコンビニエンスストアがあるので、食事やショッピングの際も便利ですね。ホテルグランヴィア岡山では、インターネット回線は、有線、無線ともに全室対応しています。ホテルグランヴィア岡山の17,18階「グランヴィアフロア」にある「グランヴィアツイン」は、バス・トイレがセパレートタイプのため、お風呂にのんびりと浸かることができます。ベッドは快適な眠りを提供するため、世界の一流ホテルでも採用されているシモンズ社製のものを使われているので、ゆったりおやすみいただけます。岡山の街周辺を見下ろせる絶好の立地のため、大好きな恋人と美しい夜景を眺めながら素敵な時間が過ごせますよ。
リーセント カルチャーホテル
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岡山駅から歩いて15分ほどの場所にある「リーセント カルチャーホテル」の外観はモダンで、ロビーはエレガントなデザインのおしゃれなホテルです。旅行にも便利ですが、「岡山県総合グラウンド」や「ジップアリーナ岡山」が近くにあり、スポーツ観戦やイベントに参加する場合に特に便利な立地。リーセント カルチャーホテルでは、インターネット回線は、有線、無線ともに対応です。スイートルームは、シックな色合いの洗練されたオシャレな空間で、一番コンパクトなタイプである「ジュニア」でも40㎡とゆったりとしたお部屋でリラックスできると同時に、自宅にいるのと変わらない居住性も備わっているんです。「こんなオシャレな部屋に住めたらいいな~」と思わずにはいられない、できるだけ長い時間を過ごしたくなる空間にときめきが止まりません。どのお部屋を選んでもベッドスペースとリビングスペースが区別されているので、清潔な空間で過ごすことが出来ます。
後楽ホテル
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岡山駅から歩いて5分ほどの場所にある「後楽ホテル」は、駅から近く便利な立地ですが、大通りには面していないため比較的静かに過ごせます。また、客室のあるフロアへは、ルームキーを使用しないと入れないエレベーターセキュリティシステムが採用。また女性に嬉しい基礎化粧品やコテなどのアメニティサービスも充実しています。これらを始め、さまざまな配慮を感じるホテルなので、リラックスして過ごせますよ。後楽ホテルは、インターネット回線は、有線、無線ともに対応です。「ツインルーム」で使われているベッドはゆったりサイズなのに加え、寝返りを打っても横揺れが少ない、自然な寝姿勢を保てるマットレスを採用。また掛け布団は体に負担がかからず、質の高い睡眠が得られるデュベスタイルで、あまりの寝心地のよさに、あっという間に眠ってしまうかも。